日々雑感 ITビジネスは音楽から変わる

 現在さまざまな分野でITがビジネスを変えていますが、すべての分野が一挙に変わるわけではありません。まずはデータ量の少ない音楽などからビジネスモデルが変化し、それがデータ量の多い分野に拡散していくというケースが多いように思います。

 現在はネットからさまざまなデータをダウンロードすることが当たり前になっていますが、そうした変化が最初に起こったのが音楽業界でした。音楽ではナップスターなどの無料で音楽をダウンロードできるソフトが出回り、そのあとアップルが有料配信ソフトiTunesを作って音楽流通で主導権を握りました。そして現在は動画や書籍をダウンロードして楽しむことが当たり前になっています。しかし、現在は音楽のダウンロードが急減しており、変わってSpotifyなどの月額課金で好きなだけ音楽を聴くことができる会員制のサービスが人気を得ています。音楽はすでにダウンロードして所有する時代から所有せずに共有する時代へと変化しているのです。

 こうした所有から共有(シェアリング)へというビジネスモデルの変化はこれからあらゆる分野で広がりそうです。自転車ではすでに中国でシェアリングサービスが台頭しており、自転車の販売台数の減少が予想されて自転車部品大手のシマノの株が暴落しました。こうしたシェアリングサービスが自動車でも普及するでしょうし、そうなれば自動車メーカーの業績にも大きな影響を与えるでしょう。また、住宅においてもこうした所有から共有へという転換が起これば、人口減少にもかかわらずマンションを無意味に大量生産してきた住宅・不動産企業にも大打撃を与えるでしょう。これからは音楽で起こっている所有から共有へというビジネスモデルの転換があらゆる分野で起こるのではないかと思います。

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Author:パラケルスズ
アラサーの投資家です。長期で持つほど気長ではありませんが、毎日モニターを凝視するデイトレも面倒くさいので、レバレッジをきかせつつ2、3週間保持するトレードを行っています。

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