日々雑感 日本製品が売れないのは技術ではなく設計に問題がある

 ここ数十年家電をはじめとして日本製品が世界で売れなくなり、技術力が落ちたなどとさまざまな議論がなされています。しかし、個人的には日本製品が売れないのは技術ではなく製品の設計に問題があると考えています。

 昔のハードはさまざまな用途に応じて多様な製品を作っていましたが、IT時代になるとハードはできるだけ汎用性の高いシンプルな設計にしてソフトウエアで多様な用途に対応するようになりました。そうすることでハードの作り変えを極力抑えることができ、コストと開発時間の削減が可能になります。しかし、日本企業は過去の成功体験から日本は「モノ作り」だと思い込んでしまい、ソフトを軽視してやたらとハードに機能を詰め込むことが多くなっています。そうするとゴチャゴチャして使い勝手の悪いものになり、製品が売れなくなるのです。また、日本企業はあらゆる用途に対応して個別にハードを作ってしまうため、量産効果も薄く利益率が低くなってしまいます。そしてハードを作ることに固執して固定費が上がり、予想外の需要減が起こるとすぐ大赤字をだしてしまうのです。

 日本製品が売れず利益率が低い原因は技術の問題ではなく、ハードの作り変えは最小限にしてソフトウエアで多様なニーズに対応するIT時代の製品設計を理解していないところにあります。日本企業は「モノづくり」にこだわっているつもりなのでしょうが、実際は余計なモノを作りすぎて袋小路に入っているにすぎないのです。

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Author:パラケルスズ
アラサーの投資家です。長期で持つほど気長ではありませんが、毎日モニターを凝視するデイトレも面倒くさいので、レバレッジをきかせつつ2、3週間保持するトレードを行っています。

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