日々雑感 ハイテクバブル崩壊か

 今月に入ってからナスダックが急落し、割高だったハイテクバブルに大き目の調整が入るのかもしれません。そしてその調整が実体経済にまで影響を与えれば、多くの日本企業の業績にも影響を与えます。

 エレクトロニクスはもともと景気変動の影響を受けやすい産業で、景気の良いときに利益が出ていてもいったん不況に入るとあっという間に利益が消えていきます。ここ数年日本の総合電機の業績が復活しているとメディアが取り上げていましたが、景気が平常時に利益が増えるのは当たり前で、収益性はたいして改善していません。日立やパナソニックが営業利益率6~7%に達した程度で、世界の平均は10%でまだまだです。現状の収益率なら不況になると一転して赤字計上となる可能性はまだ残っており、これからの調整を乗り越えることができるかが重要です。また、東芝は半導体事業の売却に時間がかかっていますが、売るのであればハイテクバブルが本格的に崩壊する前にさっさと売っておくべきでしょう。時期を逃せば一転して売却価格が下がり、東芝の経営がますます袋小路に入っていくことになりかねません。

 経済には景気循環があり、景気の良いときだけを見ても意味がなく、景気循環をならした長期トレンドで成長していなければ意味がありません。メディアでは成功とされてきた企業改革が本当に成功だったと言うには、不況期でもそこそこの黒字を確保して長期トレンドで成長している必要があります。もしナスダック急落をきっかけにここから本格的な実体経済の調整が始まるのであれば、本当の改革を行った企業と見せかけの改革に終わった企業の差がはっきりと表れてくるのではないかと思います。

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パラケルスズ

Author:パラケルスズ
アラサーの投資家です。長期で持つほど気長ではありませんが、毎日モニターを凝視するデイトレも面倒くさいので、レバレッジをきかせつつ2、3週間保持するトレードを行っています。

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