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日々雑感 産業革新機構の業績

 産業革新機構において役員と経産省の間で報酬などの面でもめているとメディアで報じられています。ただ、その対立があるなしにかかわらず産業革新機構の業績はこのままだと厳しいものになりそうです。

 産業革新機構の利益額だけを見れば成功しているように見えますが、その大半はルネサスエレクトロニクスの株式売却益です。ルネサスの株価が上がったのはここ数年のハイテク・半導体バブルにうまく乗っただけで一時的なものにすぎません。半導体は市況に左右されやすい業界で市況が良ければたいした企業でなくても一時的に利益が出ますが、市況が悪化するといっきに業績が悪化して株価も暴落します。かつて経産省が旗振り役になって作ったエルピーダも創設されてからずっとまともな利益が出ず2008年の景気のピーク時に一度だけ利益が出ましたが、市況が悪化すると再び赤字に舞い戻って破綻しました。ルネサスもエルピーダと同じでずっとまともな利益を出せず最近のハイテクバブルのピークで一時的に業績が改善したに過ぎません。さらにルネサスは海外企業をやたらと高い値段で買収しており、よほどうまくいかない限り減損することになると思います。市況の悪化と減損が重なればルネサスの株価はあっという間に下がるでしょうし、ルネサスの売却益だけしか利益の出ていない産業革新機構の業績も急降下することになるのではないかと思います。

 現在の産業革新機構は役員と経産省の間でもめているようですが、半導体市況の悪化が進めばそれどころではなく産業革新機構の存在意義を問われるような事態になるのでないかと予想しています。
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今週の見通し

 まだ下落は終わっていないようなので日経225を21380(-190)で損切りしました。しばらくは様子見です。

日々雑感 市場のテーマは貿易戦争からアメリカの金融政策へ

 先週のG20の結果を受けて週明けの株式市場は急騰しましたが、その後すぐ失速して乱高下が続いています。この金融市場の混乱を貿易戦争で説明する解説が多いようですが、中国株の動向を見ると必ずしも市場は貿易戦争懸念だけで動いているわけではないように思います。

 貿易戦争懸念で市場が大きく動き始めたのは今年の3月からでしたが、その時の市場の動きはドル高・アメリカ株高・人民元安・中国株安でした。しかし、現在は人民元は底を打ってドル安元高になっており、中国株も10月に底を打ってから比較的堅調です。今年3月からの貿易戦争懸念で市場が動いていた時と現在の株や通貨の相関が異なっていることから、現在の市場は貿易戦争とは異なる要因が影響を与え始めているようです。そしてその異なる要因がアメリカの利上げ打ち止め観測だと思います。
 
 先月末くらいから要人発言で利上げ打ち止め観測が出てアメリカの長期金利の急落とともにアメリカ株が急落しました。利下げは景気浮揚効果もありますが、現在は長期金利下落による逆イールドリスクもあり一概に利下げ=好景気・株高とは言えないようです。今後は貿易戦争懸念でも市場が動くでしょうが、FRBの動向も市場に影響を与えるようになりそうです。これまでの貿易戦争懸念ではアメリカ株堅調・中国株低迷というパターンでしたが、ここからさらにアメリカの金融政策の影響が大きくなるならアメリカ株も大きく崩れることになりそうです。

ポジション追加

 目先は上がりそうなので日経225を21570で買いました。想定通り上昇トレンドに入れば1週間程度保持する予定です。

週末雑感

 ずいぶん乱高下が激しくなっていますが、昨日のアメリカ株の戻りを見るとまだ長期下落トレンド入りではなさそうです。ここから下げ渋るようなら買いを検討します。
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パラケルスス

Author:パラケルスス
30代の投資家です。平常時はスイング中心で暴落時に長期投資を行います。

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